揉んでもすぐに肩が凝る「ぶり返し」について①:原因

皆さん、こんにちは。パーソナルジムAOAOです。

「週末にマッサージに行ってスッキリしたはずなのに、月曜日の午後にはもう元通り……」

そんな経験はありませんか?30代、40代と年齢を重ねるにつれ、肩こりは単なる「疲れ」ではなく、常に自分に付きまとう「体の一部」のようになっている方も少なくありません。巷には多くのマッサージ店や整体があふれていますが、一時的に楽になっても数日、早ければ数時間で凝りが復活してしまうのはなぜでしょうか。

実は、その「ぶり返し」には明確な理由があります。肩が凝っている場所を力任せに揉みほぐすだけでは、根本的な解決には至りません。それどころか、やり方によっては筋肉をさらに硬くしてしまうリスクさえあるのです。

今回は、なぜマッサージに行ってもすぐに肩が凝ってしまうのか、その驚きの原因と、私たちの「脳」と「筋肉」の切っても切れない関係について詳しく紐解いていきましょう。

1. 「揉んで終わり」が肩こりを長引かせる負のスパイラル

肩が凝っているとき、私たちの体の中では何が起きているのでしょうか。凝りを感じている部分は、筋肉が持続的に緊張し、血管を圧迫して血流が悪くなっている状態です。血流が滞ると、痛みや重だるさを引き起こす物質がその場に留まり、さらに筋肉を緊張させるという悪循環に陥ります。

確かに、マッサージでその部分を直接揉むと、一時的に血流が改善し、リラックス効果によって痛み物質が流されます。しかし、これはあくまで「表面的な結果」に対する処置に過ぎません。

筋肉が凝るのには、必ず「凝らなければならない理由」が別に存在します。例えば、姿勢が崩れて頭が前に出ている場合、首や肩の筋肉は、重い頭が地面に落ちないように引っ張り続けています。この「原因」である姿勢の崩れを放置したまま、頑張って働き続けている筋肉だけを無理に緩めてしまうと、体は「支えがなくなった!」と判断し、以前よりもさらに強く筋肉を硬くして守ろうとします。これがすぐに凝りがぶり返す最大の理由です。

2. 脳が記憶している「歪んだデフォルト設定」の恐怖

肩こりが慢性化している人の体において、最も厄介なのは筋肉そのものよりも、実は「脳」にあります。私たちの脳は、現在の姿勢や筋肉の緊張度合いを「これが正しい標準状態(デフォルト設定)」として記憶する性質を持っています。

長時間のデスクワークやスマートフォンの操作で猫背が習慣化していると、脳はその丸まった背中と、ガチガチに固まった肩の筋肉の状態が「普通」であるとインプットしてしまいます。マッサージによって筋肉が急に緩むと、脳は「いつもの状態と違う、異常事態だ!」と感知し、元の硬い状態に戻そうとする強力な指令を出します。

つまり、マッサージで筋肉だけをほぐしても、司令塔である脳の記憶が書き換わっていない限り、体は瞬時に元の「凝った状態」へと引き戻されてしまうのです。この脳のフィードバックシステムこそが、多くの人をマッサージ難民にさせている目に見えない壁なのです。

3. 肩甲骨周辺の筋肉の「癒着」が起きる

肩こりの根本原因を探っていくと、必ず行き当たるのが「肩甲骨」の動きの悪さです。肩甲骨は本来、背中の上で滑るように自由に動くべき骨ですが、運動不足や長時間の同じ姿勢によって、周囲の筋肉と筋膜がベッタリと貼り付く癒着を起こしてしまいます。

肩甲骨を動かさなくなると、腕を動かしたり姿勢を保ったりする際の負担が、すべて首や肩の表面にある筋肉(僧帽筋など)に集中します。本来ならチームプレーで分担すべき仕事を、働くべき筋肉がサボってしまうことで、首や肩の筋肉を過剰に使ってどうにか凌いでいる状態です。

この癒着を解消し、肩甲骨が本来の可動域を取り戻さない限り、いくら表面の筋肉を揉みほぐしても、首や肩への過剰な負担が消えることはありません。肩甲骨の動きを出すことは、肩こりという組織の「構造改革」を行うことに他ならないのです。

4. 30代・40代特有のホルモンバランスと血流の低下

特に女性の場合、30代後半から40代にかけては、女性ホルモンの分泌量が徐々に変化し、自律神経が乱れやすくなる時期です。自律神経は血管の収縮と拡張をコントロールしているため、この乱れが末梢の血流悪化を招きます。

若い頃なら一晩寝ればリセットされていた肩の重みが、いつまでも残るようになるのは、基礎代謝の低下や血流の勢いが弱まっているサインでもあります。また、この年代の女性は、仕事や家事、育児といったマルチタスクに追われ、常に脳が緊張状態にあることも少なくありません。

精神的な緊張は、無意識のうちに肩をすくませ、食いしばりを生みます。こうしたライフスタイルから来る持続的な緊張は、単なるリラクゼーションとしてのマッサージでは到底追いつかないほど、深く体に刻まれてしまいます。

5. AOAOからの提案:根本から「整える」ための新しいアプローチ

これまでの解説で、なぜマッサージだけでは肩こりが解決しないのか、その理由が見えてきたかと思います。筋肉をただ緩めるだけではなく、「脳の記憶を書き換えること」「関節の可動域を広げること」そして「原因となっている姿勢を整えること」が不可欠です。

AOAOでは、肩が凝っているという「結果」だけを見るのではなく、あなたの肩甲骨がなぜ動かなくなっているのか、どの筋肉がサボり、どの筋肉が頑張りすぎているのかを、姿勢チェックを通じて詳細に分析します。

次回は、私たちが提供する具体的な解決策についてお話しします。筋肉の緊張をリセットする技法「Ib抑制」や、肩甲骨の可動域を改善する方法など、マッサージ不要の「凝らない体」を作るためのステップを詳しく解説いたします。

ご自身の肩こりの本当の原因がどこにあるのか、肩甲骨や脳のクセを正確に把握したい方は、ぜひAOAOの姿勢チェック付き体験セッションをご利用ください。プロの視点で、あなたの体を根本から整えるためのプランをご提案いたします。

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